2006年12月17日

ダニエル・ハーディング

NHK音楽祭2006 ダニエル・ハーディング指揮 / マーラー室内管のブラ2

ダニエル・ハーディングという指揮者は初めて見たが、思わず「うまいな」とため息が漏れた。
細かい指示の部分は疑問に思うところはなきにしもあらずだが、とにかくオーケストラから音を引き出す能力がすごく高い。
小澤征爾が星野仙一との対談で、「指揮者の能力で一番大事なのは、プレイヤーの能力を引き出すこと」という趣旨の発言をしていたが、彼はそれを地でいっている。
「指揮者とはかくありなん」と言うべきか。
オケの各プレイヤーも見事に答えていた。

ハーディングはまだ伸びシロがある。
おそらくラトルやバレンボイムのような巨匠となるのではないか。
20代前半で常任のポストを得て、さらにベルリンフィルデビューを果たしたのは伊達ではない。

ブラ2は、個人的に愛聴しているバルビローリのブラ2に比べるとあっさりしていた。
今後、どのように彼のブラ2が熟成していくのか楽しみだ。