2005年01月26日

Movable Type 3.122-jaの変更点

Movable Type 3.122-jaがリリースされました。

公式アナウンスによると

「mt-comments.cgi の脆弱性により、スパムメールを送信してしまう不具合を修正。」
とのことです。

% diff -r MT-3.121-upgrade-ja MT-3.122-upgrade-ja
によると、3.121-jaから変更されたファイルは以下の通りです。

./docs/mtchanges.html
./lib/MT/Mail.pm
./lib/MT/Util.pm
./lib/MT.pm
./php/mt.php

2005年01月25日

Mac OS XのFTPフリーウェア比較

シンプルなFTP通信では、コマンドラインからftpコマンドを用いてmget/mputすればいいのですが、複数のファイルのパーミッションを扱う場合やディレクトリ構造を扱う場合は向いていません。
Windowsには「FFFTP」という素晴らしいフリーウェアがあるので、これに匹敵する機能を持つOS X版のソフトウェアをまとめてみます。
ちなみに、「Finder」→「移動」→「サーバへ接続」で「ftp://targetsample.jp/」等サーバを指定する方法は、私の環境ではなぜか非常に不安定でした。

「1. Cyberduck
  cyberduck.jpg
  ・ソフトウェアは日本語化可能
  ・ウィンドウはリモートのみ
  ・重複ファイルは、確認後に上書き


「2. RBrouser Lite
  RBrowserLite.jpg
  ・ソフトウェアが英語
  ・ウィンドウはリモート・ローカル2つを提供
  ・重複ファイルは、確認後に上書き


「3. FTPC
  ftpc.jpg
  ・ソフトウェアは日本語
  ・ウィンドウはリモートのみ
  ・重複ファイルは確認なしに上書き
  ・開発停止中


RBrouser Liteの、ウィンドウが2つ表示される形態は非常に扱いやすいのですが、全て英語というのは若干目が疲れます。
そこで、ウィンドウがリモートのみという不慣れさに目をつむっても、Cyberduckが一番使い勝手がいいと私は思います。

ちなみに、Cyberduckはフリーウェアですがpaypalでのドネーションを受け付けているそうです。

参考 http://pc7.2ch.net/test/read.cgi/mac/1080316449/-50

(画像は各配布サイトから拝借しました。)

2005年01月19日

情報システムによる災害の回避

阪神淡路大震災から早10年、震災で亡くなった方々には改めて哀悼の意を表します。
先日、TVでその日の政府・自衛隊・消防の各連携の不備を指摘する内容の放送を見て、改めて政府・官庁の災害に対する制度の不備が露呈されました。
現在では、自衛隊派遣要請の最終決定権が、都道府県知事への一極集中型から移行したので、今後はもう少し挙動が早くなるかもしれません。
が、当時もし自衛隊が、災害発生と同時に展開できたら、阪神淡路大震災での犠牲者の数は減ったことは確かでしょう。

このような災害を事前に察知し、回避できる方法はないかと、稚拙な頭ではありますが考察してみることにします。

地震は、初期微動(P波)を検知して主要動(S波)が到着するまでに数秒の猶予があります。
従って将来的には、震源地でP波を観測したと同時に、その地震の被害が及ぶ可能性のある地域全域に危険情報を即時に発令することが可能です。
たとえば、ガスコンロや給湯器具にその受信機をつけておき、一定以上のマグニチュードの地震で被害が及ぶ可能性のある場合に、自動的に火を止めるということも考えられます。
電力会社が、強力な雷が発生した場合に自動的に停電するシステムが既に存在するので、ある程度ユーザにも受け入れられるシステムだと思われます。

このようなシステムが行き渡ると、阪神淡路大震災で起こった大規模な火災もある程度防げると考えられます。
電子情報技術産業協会(JEITA)がインターネット経由で地震到達予測時間を発信する実験を行っているという記事がありましたが、この実験の延長線上には前述のシステムも実現する可能性はあるのではないでしょうか。


また、スマトラ沖地震でも、さらに甚大な被害が出たことも記憶に新しいことで、心が痛みます。
この地震では、阪神淡路大震災のような直下型地震での直接的な被害とは違い、副次的な津波での犠牲者が大多数を占めています。

津波の特徴として、地震が発生してから沿岸部に津波が到達するまでの時間を比較的必要とします。
そこで、津波到達時間を予測して、避難などの対処をとることが可能となります。
P2P地震情報というシステムが有志の手によって開発が進んでいますが、これをPC上に起動しておくことにより、被害が到達するか否かを自動的に確認できるようになるでしょう。
また、将来的には、携帯電話のGPS機能から所在地を割り出し、津波被害が及ぶ可能性のある地域にいる場合に限り、退避を促す電子メールを送信するようなシステムが構築されると、津波被害も最小限に食い止められるはずです。


これらの災害対策システムを構築・利用する場合、もっとも問題になる可能性がある懸案が2つあります。

まず一つめは、実際には被害が及ばない地域に対して、被害が発生するかのような情報を送信することや、被害が発生する可能性がある地域に対して情報を送付できない可能性です。
2つめは、情報を送付する過程のネットワーク上で、悪意のあるユーザにより間違った情報に差し替えられる可能性です。

これらの事象は、今後の課題として解決しなければならない問題であり、利便性と信頼性のトレードオフをどの点で妥結させるのかが重要なポイントになると思われます。


以上のように、情報システムを利用することにより、まだまだ災害は回避できる糊代があるということです。
戦争がない平和な現代、もっとも避けなければならない我々の脅威の一つは自然災害でありますが、これは必ず発生する不可避な事象です。
もちろん、土木・建築の分野をはじめとした各分野で、災害の被害を食い止める努力が続いていることも大いなる事実であり、継続を希望します。
重要なのは、災害時に犠牲者の数が一人でも少なくなるように、悲しむ人が一人でも少なくなるように、各分野でより有効な方向性を模索し続けることだと思います。

2005年01月01日

iBook G3でWLI-PCM-L11GPをAirMacカードとして使用する

 20050120_1200_000.jpg

iBook G3で、無線LAN環境を実現する場合、新型のAirMac Extremeは使用できないため、旧型のAirMacカードを使用するしかありません。
しかし、旧型のAirMacカードは既に製造中止なので、一般には流通しておらず、中古ショップやオークション等で自力で探さなければなりません。
その反面、品薄で需要が多いのか、新品で9,800円程度で当時販売されていた物が、現在オークションで16,000円まで跳ね上がっている状況なども確認されています。

そこで、代替可能な製品を検索してみると、メルコバッファローから販売されている「WLI-PCM-L11G」と「WLI-PCM-L11GP」が該当しました。
「WLI-PCM-L11G」はこちら、「WLI-PCM-L11GP」はこちらからの情報です。

この2点の内「WLI-PCM-L11GP」なら、ホタテ型のiBookでは何の問題もなく無線通信が可能となるということなので、iBook G3に挿入を試みました
しかし、本体のアダプタのスペースよりもカードの方が数ミリ大きいので、物理的に入りません。
コンピュータの筐体がコンパクトに仕様変更されているので、当然といえば当然です。
が、カードの黒いプラスチックケースの部分を除去すれば、入りそうな予感がします。

そこで、カードのプラスチックケース部分をはぎ取ることにしました。

このカードがどのような構造になっているのか知りたいので検索したところ、分解しているサイトを発見。

こちらを参考に分解しました。
しかし、最近の「WLI-PCM-L11GP」では以前と設計が変わっているらしく、若干苦労しました。
  20050101_2140_000.jpg(残骸)

除去後のカードを、計算機本体に挿入します。
カードを格納するスペースがほとんど無いので、メモリを格納するスペースとの境界にあるアルミの蓋を除去しました。
  20050101_2138_000.jpg(挿入された様子)
  20050103_1610_000.jpg(殆ど隙間がない)

計算機内蔵のアンテナを使用するためのコネクタは、スペースの関係上カードに指すことは出来ません。
しかし、通常使用には全く問題ない通信状況を確保することが出来ました。

  airmac_system.png
  (AirMacカードとして認識)

デスクトップのバーに表示されている電波状況を示すインジケーターも、おおむね最大です。
ちなみに環境は、iBookG3(Dual USB)、Mac OS X 10.2と10.3で動作確認しました。

情報を頂いたサイトさんに、感謝。

<注意>
このカードを挿入することによる放熱の影響は不明瞭なので、最悪マザーボードを破壊する可能性も否定できません。
再現の際は自己責任でお願いすると共に、くれぐれもご注意下さい。


<追記>
こちらによると、スティック型のUSB無線アダプタも、Mac OS Xで使用できるようです。
内蔵にこだわらない場合や、分解を回避したい場合は、おすすめですね。

また、そちらのサイトでMacで使用可能なUSBデバイスのリストがあることを知りました。これを眺めてみると、802.11a/gも使用できそうな感じです。


<追記2>
最近発見したのですが、こちらでだいぶ以前にやっている方がいらっしゃいました。アンテナの配線も載っていますので必見です。


<追記3>
iBook本体のアンテナに無線LANカードを接続しないで過ごしてみましたが、やはり接続が不安定でした。
接続の安定性をはかるには、上記追記2のサイトさんのように「半田付け」がBestな解決策なのですが、如何せん横着者なので半田付けはやりたくない。
そこで銅線を用意し、無理矢理差し込めるだけ差し込んで、強引に固定してみます。
20050321_1420_000.jpg(本体アンテナ側)
20050321_1417_001.jpg(カード側コネクタ)
20050321_1417_000.jpg(全体像)
効果覿面、感度倍増。
この改善策は簡単ですが、横着せずにきちんと半田付けして適切に固定することをおすすめします。
ちなみに銅線は、使わなくなったイヤホンのケーブル部分を切り取って転用しました。