2004年06月05日

mailtoによる弊害

今に始まったことではないが、HTMLの記述において


<a href="mailto:user@server.com">

のようなmailtoタグの乱用により、MUAが立ち上がることが少なくない。
これには困惑することが多い。

たとえばこのような感じ。

作成者:山田太郎

このような記述を見かけた場合、mailtoタグがエンベッドされたアドレスがリンク先である場合もあれば、Web作成者のプロフィール等を記述したページにリンクされている場合もある。

必然的に閲覧者も、ページ作成者に対して能動的に直接コンタクトをとろうと考えてメールを送信しようとしてクリックすることもあるし、作成者についてのプロフィールを知りたい場合もある。

問題なのは、a hrefのくくりで、リンク先がWebページなのか、はたまたmailtoタグがエンベッドされたメール送信なのか、ブラウザ上では判別できないことによる。

もちろん、マウスカーソルをリンクにあわせればURIは表示されるわけなのだが、明らかにユーザフレンドリではない。

解決法としては、
・mailtoタグ使用のメールアドレスへのリンクをやめて、フォームメールを開設する。
・mailtoタグを使用する場合には、リンク記述にメールアドレスを使用する。(例:「コンタクトは:taro@yamada.comまで」)

前者は、フォームメール開設の手間がかかることが問題である。

後者の記述方法なら、手間もかからずユーザフレンドリなリンクを実現できる。
このようなちょっとした気配りは、簡単にできるようで出来ない物なので、全ての人がこのような記述をしてもらえると、誤解が生じないであろう。

しかし、このようにページ作成者のリテラシーの問題といってしまえば簡単だが、仮に閲覧者が容易に判別できる統一的なルールを作成したとしても、その啓蒙や浸透には労力的にも時間的にもコストが多大にかかるため、根本的な解決とはならない。
俗に言う「リンクフリー」という概念が常識となった昨今でも、「無断リンク禁止」といったリテラシーのかけらもない記述も少なくないことからも、統一的なルールの浸透は一筋縄にはいかないことは明らかだ。

ブラウザが、mailtoへのリンクなのか、Webページへのリンクなのかを自動的に判別し、ユーザが直感的に把握できるよう提示することが出来るようになるまで、不便は続くのであろうか。

Webアフォーダンスの高い、良質なユーザビリティを持ったブラウザ機能の開発を期待する。
こんなの、すぐ機能追加できそうだけどね。

<追記>
究極的には、フォームメール開設が最良の選択だけれど。
Webページにアドレスを直接記述してあると、ロボットの行うクロールによってメールアドレス抽出が行われ、アドレスが悪意のある人物に収集されてしまうおそれがあり、スパムメールが大挙として押し寄せるきっかけとなる可能性があるため。

また、メールアドレスの文字列を画像にして貼り付けているケースも Whois.sc などで見受けられるが、いちいちアドレスをMUAに書き込むのは、やはりユーザビリティに欠ける。

投稿者 kazumichi at 00:40: [diary]

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