明日,2004年1月30日,中村教授と日亜化学との東京地裁の判決が出ます.
これは,中村修二カリフォルニア大学教授が日亜化学在職時に開発した青色ダイオードの特許に対し,教授が受け取った報酬が少ないという中村教授の提訴により始まりました.
ご存じの方も多いでしょう.
東京地裁中間判決では,特許は会社側という判決が出ており,その取得に対する貢献(というか教授一人で開発したのだが)への対価としての報酬がどのくらいの金額まで認められるかが争点の注目点となっています.
この裁判が始まった当時,他の企業の開発者の方で「俺のあの開発も,正当な対価をもらっていない!」と考える人が複数現れ,同様に会社を提訴して争う人が後を追うように登場しましたね.
それらの人たちは,結局どうなったのでしょう・・・
企業を相手取った裁判を起こしたら,社内での風当たりは尋常ではないと思うのですが.
中村教授曰く,「日本は社会主義国家」だと.
「日本では,利益は会社に行って,開発者には還元されない.適切な報酬を得るためには,アメリカに行くべき.」とおっしゃっています.
ノーベル賞の利根川教授も,日本の構造に嫌気がさして,アメリカで開発を続けていらっしゃいますね.
今回のトラブルで,裁判所が会社側に多額の報酬を認めるとしたら,提訴に踏み切る開発者がますます増えるでしょう.
逆に,報酬が認められないとしたら,ブレーンの海外進出が進むかもしれません.
どちらにしても,会社経営者は大変です.
判決がどのような結果となるにしても,双方が納得する判決が出るとは考えにくく,控訴・上告は間違いないでしょうね.
[参考:パテントサロン ]